深冷式空気分離装置

深冷式空気分離装置とは

深冷式空気分離装置は、空気を圧縮、冷却液化し、蒸留により酸素・窒素・アルゴンに分離する装置です。
1935年、大陽日酸は、わが国初の空気分離装置の国産化に成功しました。
豊富な経験と高度な技術力を活かし、最大クラスの大型空気分離装置をはじめ、半導体産業向けの小型装置まで国内外に多数の実績を持ち、お客様から高い信頼を得ています。


基本原理

<空気分離装置> 圧縮した空気を、コールドボックス(保冷外槽)内で冷却し、
沸点差を利用した蒸留により酸素(-183℃)・窒素(-196℃) ・アルゴン(-186℃)に分離する。

製品ラインナップ

  • 当社の深冷式空気分離装置の代表的な製品には窒素製造装置と空気分離装置があります。
  • 窒素のみの製造をご希望のお客様は、下記の窒素製造装置標準ラインナップをご覧いただきますようお願いします。
  • 酸素採取や液化装置の目的での空気分離装置については、個別にお問い合わせいただけますようお願いします。

製品紹介

窒素製造装置(JNC型窒素製造装置)

特徴
  1. 空冷プロセスの採用
    冷却水、冷却塔不要、水質管理不要
  2. 省スペース
    ユニット構造
  3. タービンレスプロセス
    液化窒素により寒冷供給
  4. 環境対策
    常温MS吸着技術剤採用(フロン冷媒不要)
  5. オイルフリー
    オイルフリー空気圧縮機の利用、製品窒素への油分混入防止

 



 



 

窒素製造装置(JNF型窒素製造装置)

特徴
  1. メンテナンスフリー
    寒冷補給用に自社製(国内)気体軸受膨張タービンを採用
    ⇒ 寒冷補給用の常時注入用LN2削減(災害時でも電気と水のみで継続運転が可能)
  2. 高性能
    オイルフリー水冷式スクリュー圧縮機インバーター式(INV)を導入
    ⇒ご使用量に合わせた最適運転が可能(減量時は動力削減を伴う)
    常温触媒採用(不純物除去) ※Option
  3. 省スペース
    レイアウトの自由
    ⇒各ユニットが独立しているため、レイアウトは自由
    スペースの有効活用
    ⇒ユニット毎の設置が可能
    自社製充填式精留塔の採用
    ⇒圧力損失の低減に伴い、コールドボックスのスリム化によるスペース・コスト低減が実現

窒素製造装置(JNR型窒素製造装置)

特徴
  1. 高性能
    高純度化対応
    ⇒各不純物0.1ppm以下
    自社開発膨張タービンの採用
    ⇒膨張タービン駆動式低温圧縮機採用
  2. オイルフリー水冷式スクリュー圧縮機の採用
    コンパクト化、高効率(フレキシブルな運転による電気代削減)、製品窒素への油分混入防止
  3. 低温圧縮機(自社開発)による廃ガス循環、部分気化プロセス
    低原単位・高効率プロセス
  4. LN2注入方式
    効率的な寒冷補給
  5. 省スペース
    防音パネル一体型ユニット構造
    ⇒低原単位・高収率プロセス

窒素製造装置(GNS型窒素製造装置)

特徴
  1. 短納期
    標準設計による短納期・コスト最小化の実現
  2. 現地工事最小化
    モジュール設計採用による現地工事期間最小化の実現
  3. 広運転範囲に対応
    お客様にあった製品量や圧力を自由に選択可能
  4. 自社製ガスベアリングタービンを採用
    オイルフリータイプで、メンテナンスの手間が削減
  5. オイルフリー
    オイルフリー式空気圧縮機の採用

 

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