希釈冷凍機

希釈冷凍機とは

希釈冷凍機とは、ほぼ絶対零度である100mK以下の極低温を連続的に生成する装置です。
冷凍原理としては4Heの同位体である3Heが、4He相に希釈される際に発生する寒冷を
利用します。当社では1994年に独自の小型希釈冷凍機を開発し、販売を開始しました。

超低温機器はその特性から、お客様のご要求が多岐にわたり、 ニーズに合った製品細部の設計が求められます。
そのため、当社は基礎研究から設計、製作までを 一貫して行うことで、スピーディーな対応とご提案が可能です。
ぜひ、お気軽にお問合せください。

                              

製品ラインナップ

当社の希釈冷凍機のラインナップは３種類ございます。
お客様の希望仕様に合わせて、各種オプションを提案いたします。
・『無冷媒希釈冷凍機』
・『分離型冷媒希釈冷凍機』
・『小型希釈冷凍機』

①無冷媒希釈冷凍機　e-Dilution®

♦特徴

・ 自動ガスハンドリングシステムにより室温から最低温度まで自動冷却
・ 液体窒素トラップ不使用
・ 除震機構搭載(ベローズ等)
・ バルブモーター分離の低振動型パルスチューブ冷凍機タイプも設定

　　

♦仕様

②分離型無冷媒希釈冷凍機e-Dilution®plus

♦特徴

・ GM冷凍機ユニットを分離した超低振動型
・ 電子顕微鏡に搭載可能
・ 希釈冷凍機ユニットを周辺機器から電気的に絶縁
・ 自動ガスハンドリングシステムにより室温から最低温度まで自動冷却
・ 液体窒素トラップ不使用
・ 除震機構搭載(ベローズ等)
　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

♦仕様

  

③小型希釈冷凍機μ-Dilution®

♦特徴

・ 運転開始から冷却終了まで8時間
・ サンプル装着および運転が容易
・ 低温気密シール部なし

♦仕様