「冷やす」、「凍らせる」といった処理は、現代社会の私達の生活には欠かせないものです。一般家庭で利用されている冷蔵庫は電気式が一般的ですが、工場や研究機関などの大規模な凍結・冷却用途においては、液体窒素などの極低温冷媒を利用した方式が数多く採用されています。
この特徴により、例えば食品解凍時の品質の大幅な改善や、装置の立ち上げ時間の短縮などが可能となります。また、初期投資が電気式冷凍機と比較して安価で済む点や、設備が比較的コンパクトで済む点、災害等の停電時にも液体窒素が残っている限り低温状態を保持することが可能な点も、強みとなっています。 さらに、液体ヘリウム温度(マイナス269℃)以下の環境をつくる超低温技術も保有しています。液体ヘリウムはNMRやMRIなどの機器で寒剤として利用されていますが、希少資源であるため再利用するニーズが高まっています。 「ヘリウム再凝縮装置」は、液体ヘリウムデュアーに取りつけて使用することで、ヘリウム蒸発による資源ロスを防ぐことができます。 「冷凍機付クライオスタット」は液体ヘリウム寒剤は使用せず、電源があれば簡単にマイナス269℃まで冷却できる装置です。超低温の環境で実験をしたい方向けにオーダーメイドできます。 絶対零度(マイナス273℃)近傍まで冷却できる「希釈冷凍機」は、物性研究で多く使われていますが、近年では超伝導検出器を用いた天文観測や元素分析の研究が進んでおり、超伝導検出器の冷却にも使われています。
当社では食品の凍結乾燥や粉砕、ヘリウムの再凝縮など幅広い分野で活用できる技術を保有しており、 凍結や冷却に関してお悩みのある方や、当社の低温技術に興味をお持ちの方は、下記電話番号・お問い合わせフォームより、またはお近くの営業窓口までお気軽にお問い合わせ下さい!
工業ガスユニット ガス事業部 営業開発部
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